鹿児島県下、現状と未来        

       見捨てた人たちの言いわけ

鹿児島県下、現状と未来

現在の鹿児島と未来予想図

■鹿児島は未来永劫存続するものなのでしょうか?
現在、鹿児島の人口は19年連続減少しています。2040年には1,314,057人と予測され、
23%減少となる見通しです[平成26年10月1日時点]。
人口減少が進み、また過疎化が進むエリアでは少子高齢化が着実に進行し、近隣住民の関係性が
希薄になり、安否を気遣う、農作業・地域行事に協力する機会も年々減少傾向です。
このご時世、実家を離れた子供・孫世代が、気心しれない人に自分の親を
お願いするのも心配です。そんな時代だからこそ、地元を離れた子供・孫世代が、
そこに残る先輩方の生活水準を守り、安心して生活できるよう尽力していきたいのです。

鹿児島県の人口推移

都心と地方の広がる格差社会

都心との収入格差

鹿児島と福岡を比較すると、1ヶ月の生計費差は
5千円で年間6万円です。年収の差は60万円と約10倍と
なっています。収入と比べ、生計費の差はあまりなく、
鹿児島の生活水準が高いとは言えません。

※厚生労働省調べ
最低賃金:平成27年10月時点
平均月収:平成25年
※労政時報
1ヶ月の生計費:平成26年12月時点

見捨てた人たちの言いわけ

主要都市へ。Fukuoka

■アジアの主要都市となり、九州の唯一勝ち組になるであろう福岡
今、さらに福岡が人気です。私たちのように九州の地方から主要都市圏である福岡に
集まった者。また、東日本大震災以降の安心安全視点で生活を考え九州へ里帰りした者。
さらには、移住ブームに乗っかり、九州に縁もゆかりもない者が住みやすさで移住する。
そしてアジアをはじめとする外国人の受け入れ。全世界から人が集まっています。
では、そこを鹿児島県が目指すのか?それは即実現は難しいものと思われます。
格差の問題。雇用の問題。ライフスタイルの問題。前述の福岡、Fukuokaを目指すのであれば、
まだまだ先は長いです。なので、人は見捨ててしまいます。
地方創生という言葉は非常に魅力的に映りますが、創生よりも現状の故郷で我々が罪の意識で、
やらないといけないことがあるのではないか?ということが、ことの始まりです。


皆、九州各県から福岡にきてる

人口流入超のトップ3に、福岡市が入りました。(2011~2013年計)
学生や若者中心の職場が多いこともあり、若い世代の転入が他県と比べると多くなっています。
我が社の社員も約半数は、実家を離れ福岡に移り住んできています。

エージェントプラス社員の転居状況 エージェントプラス社員の転居状況グラフ

里山の憧憬 〜兎追いしかの山は何処へ〜

里山は、人の手によって大自然の中につくられた地域で、都市部の人の中には、
「田舎」と表現する人もいます。かつては、日本の至るとこにあった、里山が今では、
人口減少や、高齢化の進行、産業の変化などで、維持することが難しくなっています。
そのような里山で暮らす人の多くは、稲作農家で生計を立てていました。
もともと里山は人が利用しやすいように形を変え、住みやすくするために手を加えて
作られた場所のはずです。つまり我々の故郷は、里山であり、人工的なものです。
また、先人たちも形を変え、自身の暮らしを守ってきたと思います。だから、その時代、
時代にあったもので作り変えても、おかしいことではありません。
近年、田畑が作物でなく太陽光パネルに移り変わっています。何故ならばお米の買取価格より
太陽光発電での売電の金額が高いからです。つまり暮らしを守るためには必要な変遷なのです。
だからこそ、時代とともに進化している生活スタイルを取り入れたとしても、
そこが里山であることに違いはないのです。


本当に鹿児島を愛し、暮らしている人たちの事を考えてる?

近年、電力の自由化などもあり、鹿児島では、田んぼにソーラーパネルを置いて、
電気を作ろうと考えている人たちがいます。しかし、景観を損なう、農地が少なくなるなど、
反対の声も上がっています。
でも、実際に、田んぼで電気を作れば、お米を作って売るよりも、生活は楽になります。
そういった現状がある中、反対されている方は、人の立場に立った考え方でなく、
思い込みや自己中心的な考えで反対されているのではないでしょうか。
本当に故郷のことを考えるのであれば、その地で生活している人が過ごしやすく、
少しでも喜んでもらえる環境作りをするべきだと思っています。


生活の質・利便性の問題

■なぜ故郷を見捨てるのか?〜溝がうまらない、だから帰らない〜
自分が生まれ育った街、慣れ親しんだ街だから。なのに、何故人は故郷を見捨てるのか?
要因として、3つのことが挙げられます。

1.生活の質
  流行の最先端にふれあう場がない。今まであったものがなくなる。情報格差が広がる。
  物価指数が高い。収入は減り、支出は変わらない。

2.雇用の問題
  最低賃金安い。旧態依然の会社が多く昇進・昇給が見込めない。やりたい仕事が無い。
  若い人が少なく、ライバル関係がない。そもそも仕事への思想が違う。

3.コミュニティの問題
  人格形成がされた、また価値観も共有しやすい大学・職場での同志・同期・同窓との
  関係性と昔ながらの上下関係・近所付き合いにうるさい地元との格差。

この3つの要因を考えると、なかなか人は、帰らない。

見届けるサービス